『琉球展』琉球最上級の酒器
5月3日より東京国立博物館にて
沖縄復帰50年記念特别店「琉球」が開催中です。
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/
展示中の王家の酒器「御玉貫」の復元製作を担当させていただきました。
*『御玉貫』⇒読み:うたまぬち、うたますき 等
「御玉貫」とは琉球祭祀における泡盛の最高ランクの酒器。
近年研究がはじまったばかりのため多くの方に知られていないのですが、泡盛文化を語るのにも絶対に外すことができない逸品です。
当時、錫瓶はシルカニゼークと呼ばれる腕ききの職人に製作されました。
瓶本体は錫製で6パーツからなり、各部材の外側だけでなく内側も精密に削り出し接合されています。それだけでもすごいのですが、一対なので同じ形の錫瓶を2個作ることになります。調査では重さがほぼ同じであることから当時の琉球錫職人『シルカニゼーク』の高い技術が分かります。
2022.5.3~6.26東京国立博物館「琉球」
2022.6.1~6.6阪神梅田本店
2022.6.22~6.28丸善日本橋店
2022.7.27~8.9日本橋三越本店