琉球の盃
耳盃とは格式の高い儀礼で用いられる琉球の酒器。多くは錫製で御神酒(泡盛など)を供える盃。
酒台とよばれる祭具揃いで使用される。琉球酒器のなかでも上位に位置付けられ王府管轄の下
で製作されていた。形態としては中国の盃に由来するが、松に似た装飾は琉球特有のもので龍
の意匠が変化したものとみられている。みみさかずき。みみさかじち。じはい。みみうさかじち。
20年ほど前に研究がはじまったばかりの琉球錫工芸ですが、それまではその存在すら
否定されることがあったと聞きます。
350年以上もの間、琉球錫職人『シルカニゼーク』は確かに生きてつくり続けていました。
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